A2に入って、わりとすんなりスタイリストになってた‥っていう感じかな
スタイリストになりたいなぁと思ったのは、高校生の頃からで、進学もファッションデザイン系を選びました。スタイリストの募集っていうのもいきなりあるわけではないんですが、たまたま八王子の図書館で見つけた“スタイリストになろう!”っていう感じの本の中に、「コマーシャルフォト」という雑誌が紹介されていて、そこにA2のスタイリストアシスタント募集が載っていました。
さっそく応募し、A2に所属したのが1999年4月です。A2では、研修生→アシスタント→スタイリストという順番でステップアップしていく仕組みでしたので、最初の3カ月は研修生として現場に出たりしました。研修生の期間は、A2所属のスタイリストに何人かで付いて現場で勉強するわけですが、最初は何をどうしていいかわからない、どう動いたらいいかわからないという状態です。それでもA2所属のスタイリストさんと一緒ですので何かと安心して現場にいることができました。
研修期間は「忙しかった」という印象と「現場でタレントさんに会えた」という印象が強く残っています。研修を終え、アシスタントとしての仕事が始まりましたが、やはり1年くらいは右往左往していたように思います。それとアシスタントとしてA2以外のスタイリストのもとで仕事をするのは研修期間と違う緊張とプレッシャーがありました。
実は、アシスタントを1年くらいして、雑誌系の仕事がしたくて(その頃はA2のアシスタントは、雑誌の仕事が少なかったのですが、今はいろいろな雑誌社から直接アシスタントの仕事が入っているようです)A2を離れてフリーのスタイリストの専属アシスタントをやりましたが、しばらくして仕事がなくなり、再びA2でアシスタントに戻りました。A2では仕事も安定していて、いろいろな分野の仕事が勉強できる点はありがたいなぁということがわかります。
はじめてA2に所属してアシスタント歴通算3年が過ぎた頃、スタイリストの仕事依頼が入りました。通販カタログでレディースの物撮りでした。25才。これが私のスタイリストデビューです。それ以後、アシスタントとスタイリストの仕事をしながら、半年くらいでスタイリストとして一人立ちしました。A2では、アシスタント3年でスタイリストになるというのが当時の普通のパターンでした。(今は、アシスタント経験2年くらいが平均のようです)
スタイリストとして仕事をしていくというのは、アシスタント時代とは全く違うプレッシャーがあります。一番は、クライアントのイメージをきちんととらえ、形にするというコミュニケーションができるかということです。クライアントは、漠然としたイメージでオファーしてくることも多いですし、カメラマンやヘアメイクなど関係するスタッフとのイメージの共有ということも大切になります。スタイリストの大切な能力としてコミュニケーションの力が不可欠です。また、常に美術など芸術的な刺激を受けながら自分のスキルを磨いていく努力も欠かせません。それと体力。
スタイリストという仕事は私にとって、生き方に自由性があり、作品を生み出すという喜びがあります。今後、一生を通じてこの仕事に関わっていきたいと思っています。
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